一昨日の水曜は
セカンドキャンサーサバイバー同士であり、
高校のクラスメートのタミと芝公園でランチ。

彼女は高校の時は苗字から
「バッタ」と呼ばれていたが、
ワンセルフにも来ていた時期があり、
その際は名前のほうでの
「タミ」と皆から呼ばれていたので
私はそのほうがなじみ深い響き。

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(↑駅を降りると高層ビル群)

(↓ちょっと路地に入ると落ち着いた街並み)
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そんな彼女がQOLを最優先に生きるため、
長年住み慣れた自宅を引き払って
先月コンパクトなマンションに引っ越したので
そのお祝いも兼ねて会いに行ってきた。

彼女は昨夏会った時よりも
体力が落ちているのだけれど、
引っ越し先近くの洒落たイタリアンを
予約してくれていた。

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彼女はポークカツを、
私はハラミステーキを食べ、
更にそばのホテルのティールームで
「ゆっくり話そう」と誘ってくれた。

(↓私は勿論(笑)ランチビールも)

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私は「大丈夫?」という言葉は出すまい
ということだけを秘かに決めて一緒の時を楽しんだ。

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(↑ポークカツもハラミも柔らかくて美味~!
  どっちもの味がわかるのは分けっこしたから)

病気をしてつくづく思うのは
「大丈夫?」と言われるより
(勿論そのお気持ちはありがたいのだけれど)、
以前と変わらず普通に接してもらうほうが
何より嬉しい
ので彼女にもそうした。

彼女がしんどくなったら、
旧知の仲なんだから、
きっと自分で言うだろう、
そうしたら打ち切ればいいと思って。

お茶のために移動の際だけ、
「歩くのが遅いから先に行ってて」
と言われたので、
「悪い悪い、合わせられなくて」

と言って道端で暫く一緒に休んだ。

昔話に始まり、最近のこと、治療のこと、
独り身あるある、
そしてこの前のワンセルフ同窓会→ こちら
(彼女はボランティアで
 90年代は随分手伝ってくれたのだった)
はたまた宗教観や世界情勢と、
縦横無尽に会話を楽しみ、
気づけばとっぷり日が暮れていた。

「あと二年は大丈夫だから」
と別れ際に笑顔で言うタミ。


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私はというと、
3年前に見つかった二度目のがんは
初期とはいえ「トリプルネガティブ」なので、
動き出したら打つ手はあまりないのが現実。

そんな私が心の片隅に
希望の光としてぶら下げている、
最近のニュースが二つ
ある。

それはがんと全然関係ないのだけど、
一つは米国のマラソン・フュージョンという
会社が核融合のプロセスを応用し、
水銀から金を生み出す方法について公表したらしい。
まだ発展途上の研究のようだけど→ こちら

もう一つは数年前にホピ族の予言で
「2025年に緑色の彗星が出現」
というのがあったそうだけど、
当時の天文学者達は
「緑色の星なんて周期に無いのでこの予言は空想」
と一笑に付していたそう。
しかしそれが最近本当に存在し始め、
来月中旬過ぎに4.5等級まで明るくなるそう。
こちら

要は「この世に『絶対』は『無い』」ということ。
専門家がいくら「無い」と言っても
こうして「ある」のだから!


彼女、そして私の未来に対しても、
希望を込めて、二年先も、
いえ、もっと先も
また色んなことを喋って笑っていよう。

「いたい」でなく、「いよう」だ。


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(↑この前、生花を頂いて嬉しかったので
  → こちら 今度は彼女に)

とにもかくにも高校時代のこと、
がんのこと、ワンセルフのことと、
3拍子揃って深く話せる、
そんな唯一の友と過ごした秋の一日は
えもいはれぬカクテルのようだった。

【補記】
(1)9/1付でHP更新→ こちら
   
(2)認定トレーナーの開講日程 を9/26付で更新
   → こちら 

(3)この内容とはまた違う観点で綴る
   アメブロ「ワンセルフカードの広場」
   → こちら